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鼻再手術の原因と最適な時期とは?日付
2025-09-08クリック回数
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美容コラム
こんにちは。
AB美容形成外科、形成外科専門医のマ・ソンファン院長です。
鼻の手術を検討している方の中には「拘縮鼻になってしまうのでは?」と心配される方が多くいらっしゃいます。
今回はこうした拘縮鼻の原因や再手術について、詳しく解説していきます。
Q. 鼻手術後、なぜ拘縮が起こるのですか?
鼻の手術では軟骨以外に「シリコン」が最も多く使用される材料の一つです。
このほかにも、ゴアテックスやゴアシリコンなど、さまざまなインプラントが使われます。
私たちの体は炎症が起こった部分を自然に治癒する力を持っていますが
極度の疲労や免疫力の著しい低下があるとインプラントの治癒過程がスムーズに進まないことがあります。
そうした状態で適切な時期に治療が行われない場合、
インプラントを包む被膜が厚くなって収縮する現象が起こり、
鼻の形が変形してしまうことがあります。これが、いわゆる「拘縮現象」です。
このような拘縮現象が鼻に発生した場合「拘縮鼻」と定義されます。
Q. 拘縮を起こしやすい材料はありますか?
軟骨のみを使用した場合でも、ごく稀に炎症が起こることはあります。
ただし、インプラントを使用しない限り、通常は拘縮が起こることはほとんどありません。
「シリコンを使うと拘縮しやすくて、ゴアテックスだと起きにくいと聞いたのですが…」
というご質問を多くいただきます。
私の経験ではゴアテックス・ゴアシリコン・シリコンいずれを使用しても、
拘縮の発生頻度に大きな差はないと考えています。

Q. 拘縮鼻の再手術はいつ行うのが最も良いですか?
拘縮鼻の場合、皮膚が硬くなっているため、皮膚が最も柔らかくなったタイミング
つまりインプラント除去後6ヶ月以降が、再手術には最適な時期といえます。
ただし、個人によって治癒のスピードや経過は異なるため、再手術の時期も人それぞれです。
インプラント除去後に炎症が完全に治まった場合、3ヶ月以降で再手術が可能になることもあります。
また、症状が重い方は追加の治療を受けたうえで、6ヶ月以降に皮膚が十分に柔らかくなった状態で
再手術を行うのが望ましいケースもあります。
このように患者様ごとの状態に応じて再手術の時期は調整が可能ですので
まずは医療機関でのご相談をおすすめします。
Q. 鼻の拘縮再手術はどのように行うのですか?
拘縮によって硬くなった皮膚によって短くなった鼻先や変形してしまった皮膚の形を元に戻すことが
拘縮鼻の再手術において最も重要なポイントです。
皮膚が硬く、縮んで短くなっている状態ではいくら鼻先を高く整えようとしても皮膚が閉じきらなかったり
形がうまく表現できなかったりすることがあります。
そのため、手術の過程では皮膚をしっかりと伸ばし、柔らかくしてから形を作ることで
希望するデザインを正しく表現できるようにすることが大切です。
ただし、あまりに過度な希望を反映しようとすると皮膚が薄くなりすぎたり、色が変わってしまったり、
最悪の場合はシリコンが露出してしまう可能性もあります。
一方で、きちんと矯正されなければ、形が美しく仕上がらないため患者様の希望に応じて
自然で柔らかく、かつ安全に仕上げることが最も重要だと言えるでしょう。

鼻の手術では美しさももちろん大切ですが、その形を長く維持することがさらに重要です。
実際には鼻の手術後に拘縮や炎症といった症状が起こるケースはそれほど多くはありません。
しかし、万が一そうした症状が現れた場合は早期に適切な治療を受けることが非常に重要です。
鼻整形では見た目を整えることも大事ですが副作用のリスクなく、
完成した形を長く保てることも同じくらい大切です。
拘縮鼻の予防のためにも、少しでも違和感がある場合や、術後に気になることがあれば、
担当医としっかりとコミュニケーションを取り、十分なカウンセリングを通して美しい鼻を長く維持していきましょう。
拘縮鼻の再手術についてさらにご質問がある場合は
ライン公式アカウント「@ABPRS_JP」までお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な専門医がより詳細で的確なカウンセリングを行います。
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執筆: 形成外科専門医 マ・ソンファン(AB美容外科) |
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