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両顎手術で麻痺が残るリスクは?神経損傷の原因と後遺症を防ぐための安全対策

  • 日付

    2026-11-03
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    26

両顎手術のリスクと副作用|術後の麻痺・しびれが続く原因と回復の目安

 

 

「両顎手術を受けた後、唇や顎の麻痺が残ることはある?」「術後のしびれはいつ治る?」韓国で両顎手術を検討する際、このような不安を感じる方も少なくありません。両顎手術は、噛み合わせや顎の骨格バランスを整える手術ですが、神経損傷による感覚麻痺やしびれ、出血・感染などの副作用や合併症が起こる可能性もあります。

特に注意したいのが、下唇や顎周辺の感覚異常です。術後の腫れや神経への一時的な影響によって生じる場合もあれば、症状が長期間続くケースもあります。そのため、麻痺が起こる原因や回復期間、後遺症のリスクを正しく理解することが大切です。

本記事では、両顎手術のリスクと副作用、神経損傷が起こる仕組み、麻痺・しびれの回復の目安をわかりやすく解説します。さらに、後遺症のリスクを軽減するための術前検査や安全対策、AB美容外科韓国の安全管理体制についても紹介します。

 

ABの両顎手術と輪郭2点(エラ・あご)の併用症例。女性の右側面を左に術前、右に術後2か月として並べ、口元と顎先の形を比較している。
両顎手術と輪郭2点の術前・術後2か月の横顔比較

 

 

両顎手術のリスクとは?知っておきたい副作用と後遺症

両顎手術(上下顎骨切り術)は、上顎と下顎の骨を移動させ、噛み合わせや顎の骨格バランスを調整する手術です。骨の切除・移動・固定を伴うため、術後のしびれや感覚麻痺だけでなく、出血、感染、噛み合わせの変化などのリスクがあります。

すべての患者に合併症が起こるわけではありませんが、手術範囲や神経の位置、骨格の状態などによってリスクは異なります。両顎手術を検討する際は、期待できる変化だけでなく、起こり得る副作用や後遺症についても理解しておくことが重要です。

 

 

両顎手術で起こり得る主な術後症状・合併症

術後症状・合併症

主な症状・特徴

確認すべきポイント

しびれ・感覚麻痺

下唇や顎、頬などの感覚が鈍くなる、ピリピリする

症状の範囲や強さ、時間経過による変化

神経損傷

神経への圧迫や損傷により、感覚異常が長期間続く場合がある

術前の神経位置の確認と術後の感覚評価

腫れ・痛み

手術部位の腫れ、痛み、口の開けにくさ

回復に伴う変化と症状の悪化の有無

出血・感染

出血や血腫、発熱、傷口周辺の炎症など

出血量、発熱、腫れや痛みの増悪

噛み合わせの変化

上下の歯の接触状態が安定しない、噛みにくさを感じる

術後の咬合評価と必要に応じた矯正管理

顎関節の不調

顎関節の痛み、違和感、開口時の不快感

術前後の顎関節の状態と症状の推移

これらの症状は、術後の回復過程で改善するものもあれば、追加の診察や治療が必要になるものもあります。特に感覚麻痺や神経損傷は、症状の持続期間や程度に個人差があるため、術後の経過観察が欠かせません。

 

 

一時的な副作用と長期的な後遺症の違い

両顎手術後にしびれが生じても、必ずしも永久的な麻痺を意味するわけではありません。手術による腫れや神経への一時的な刺激によって感覚が低下し、時間の経過とともに改善する場合があります。

一方で、神経への影響が大きい場合には、感覚の鈍さや違和感が長期間続いたり、一部の症状が残ったりする可能性もあります。術後のしびれが一時的なものか、長期的な後遺症につながる可能性があるかは、症状だけで自己判断できません。

また、感覚が鈍くなる症状と、口元を動かしにくくなる運動機能の異常は区別して評価する必要があります。術後に新たな顔の動かしにくさが現れた場合や、症状が急に悪化した場合は、速やかに手術を担当した医療機関へ相談してください。

 

 

両顎手術のリスクは患者ごとに異なる

両顎手術のリスクは、骨格の形状、下顎管を走行する神経の位置、顎の移動量、全身の健康状態、手術歴などによって変わります。そのため、他の患者の体験談だけで自分のリスクを判断することはできません。

術前には画像検査や噛み合わせの評価を行い、手術の必要性と予想される合併症を十分に確認することが大切です。精密検査と個別の手術計画はリスクを軽減するための重要な取り組みですが、すべての後遺症を完全に防げるわけではありません。

 

ABの両顎手術と輪郭2点(エラ・あご)の併用症例を斜め前から撮影した比較写真。
両顎手術と輪郭2点の術前・術後2か月の斜め比較

 

 

両顎手術後にしびれ・麻痺が起こる原因と神経損傷の仕組み

両顎手術後に唇や顎のしびれ・感覚麻痺が起こる主な理由は、顎の骨の近くを走る神経が、手術中の骨切りや骨の移動、術後の腫れなどによって影響を受けるためです。特に下顎の手術では、下唇や顎先の感覚に関わる神経の位置を把握することが重要になります。

ただし、術後にしびれが生じたからといって、必ずしも神経が切断されたわけではありません。神経への一時的な圧迫や牽引によって感覚が低下する場合もあり、症状の原因や程度によって回復の経過は異なります。

 

 

下歯槽神経とは?下唇や顎先の感覚に関わる神経

下歯槽神経(かしそうしんけい)は、下顎の骨の内部にある下顎管を通る神経です。下顎の歯の感覚に関わり、その枝であるオトガイ神経は下唇や顎先の皮膚などの感覚を担っています。

両顎手術で下顎の骨を切り、位置を移動させる際には、この神経の近くを操作することがあります。そのため、下歯槽神経やオトガイ神経に影響が及ぶと、下唇・顎先・歯肉などにしびれや感覚低下が現れる可能性があります。

一方、上顎の手術では、上唇や頬などの感覚に関わる眼窩下神経の枝などが影響を受ける場合があります。しびれが現れる場所は、手術範囲や影響を受けた神経によって異なります。

 

 

両顎手術で神経に影響が及ぶ主な原因

術後の感覚異常には、手術操作による直接的な影響だけでなく、骨の移動や周辺組織の腫れなど、複数の要因が関係します。

  • 骨切り時の神経への影響:神経の近くで骨を切る際に、周辺組織への刺激や損傷が生じる可能性があります。

  • 骨の移動に伴う牽引・圧迫:顎の位置を調整する過程で、神経が引っ張られたり圧迫されたりする場合があります。

  • 術後の腫れや血腫:周辺組織の腫れや血液の貯留によって、神経が一時的に圧迫されることがあります。

  • 骨の固定に伴う影響:プレートやスクリューによる固定では、神経の走行位置を考慮する必要があります。

  • 患者ごとの解剖学的な違い:下顎管の位置や骨の厚み、顎の移動量などによって、神経への影響が異なります。

これらの要因が単独、または複数重なって感覚異常につながることがあります。術前の画像検査で神経の走行を確認し、骨格の状態に合わせた手術計画を立てることが、リスク評価において重要です。

 

 

感覚麻痺と運動麻痺は同じではない

両顎手術後の「麻痺」という言葉には、異なる症状が含まれることがあります。特に、唇や顎の感覚が鈍くなる感覚障害と、口元を動かしにくくなる運動機能の障害は区別する必要があります。

症状の種類

主な特徴

関係する神経・機能

感覚低下・感覚麻痺

下唇や顎先の感覚が鈍い、触れてもわかりにくい

下歯槽神経・オトガイ神経などの感覚神経

異常感覚

ピリピリする、チクチクする、触れると不快に感じる

感覚神経への刺激や機能変化

運動機能の障害

口角を動かしにくい、表情に左右差が生じる

顔面神経などの運動神経や筋肉の機能

下歯槽神経は主に感覚を伝える神経であり、その障害だけで表情筋の運動麻痺が起こるわけではありません。また、術後の腫れや痛みによって一時的に口を動かしにくくなる場合もあります。症状の原因を判断するには、医師による診察が必要です。

特に、顔の動きに明らかな左右差が現れた場合や、しびれが急激に悪化する場合は、通常の回復過程と決めつけず、速やかに手術を担当した医療機関へ連絡してください。

 

AB公式の両顎・輪郭手術併用症例。左に術前、右に術後14日の女性の斜め側面。
両顎・輪郭手術の術前と術後14日の経過写真

 

 

両顎手術後の麻痺はいつ治る?回復期間と後遺症の可能性

両顎手術後に下唇や顎先のしびれ・感覚麻痺が生じた場合、「いつ元の感覚に戻るのか」と不安に感じる方もいるでしょう。術後の感覚異常は、腫れや神経への一時的な影響によって起こることがあり、時間の経過とともに改善するケースもあります。

ただし、両顎手術後の麻痺が回復するまでの期間には個人差があり、すべての患者が同じ時期に感覚を取り戻せるわけではありません。神経への影響の程度によっては、数か月以上しびれが続いたり、一部の感覚異常が長期的に残ったりする可能性もあります。

 

 

両顎手術後のしびれ・感覚麻痺の回復経過

両顎手術後の感覚回復は、一般的に数週間から数か月にわたって変化することがあります。以下は経過観察で確認される主なポイントを時期別に整理したもので、すべての患者に当てはまる回復スケジュールではありません。

術後の時期

起こり得る感覚の変化

確認したいポイント

術後直後~2週間

腫れや神経への影響により、下唇・顎先などの感覚が鈍くなる場合がある

しびれの範囲、腫れや痛みの変化、症状の悪化の有無

術後2週間~1か月

腫れが落ち着くにつれて感覚が変化する場合がある一方、しびれが続くこともある

感覚の変化があるか、左右差が大きくなっていないか

術後1~3か月

感覚が徐々に改善するケースもあるが、鈍さやピリピリした感覚が残る場合もある

術前・術直後と比較した感覚の回復状況

術後3~6か月

神経機能の回復が続く場合があり、感覚異常が完全には解消していないこともある

改善傾向の有無と追加評価の必要性

術後6~12か月以降

さらに感覚が改善する場合もある一方、しびれや感覚低下が長期間残る可能性がある

残存症状の程度、日常生活への影響、今後の対応方針

この表は回復を保証するものではありません。術後3か月でしびれが残っていても、それだけで永久的な後遺症と判断することはできません。一方、長期間続く感覚異常を自己判断で放置せず、定期的な診察で変化を確認することが重要です。

 

 

感覚が戻る途中にピリピリすることはある?

両顎手術後の回復過程では、感覚が鈍い状態から、ピリピリする・チクチクする・触れたときに違和感があるといった症状へ変化する場合があります。こうした異常感覚は、神経への影響に関連して生じることがあります。

ただし、ピリピリした感覚が現れたからといって、必ず神経が回復しているとは限りません。痛みを伴う異常感覚や症状の悪化がみられる場合もあるため、感覚の変化は医師に具体的に伝えることが大切です。

 

 

両顎手術後の麻痺が後遺症として残る可能性は?

両顎手術後の感覚異常は改善することもありますが、神経への影響が大きい場合には、下唇や顎先の感覚低下、しびれ、異常感覚などが長期間残る可能性があります。

後遺症のリスクは、神経の位置、骨の移動量、手術方法、神経への影響の程度などによって異なります。そのため、回復の見通しを判断するには、術後の感覚検査や症状の推移を含めた個別の評価が必要です。

重要なのは、回復に時間がかかる場合があることを理解しつつ、症状の改善が乏しい場合や日常生活に支障がある場合には、早めに担当医へ相談することです。特に症状が新たに現れた場合や急激に悪化した場合は、次回の定期診察を待たずに医療機関へ連絡してください。

 

AB公式のオンライン写真相談案内に使われている写真。青い服の女性が両手でスマートフォンを操作している。
術後の症状相談で連絡に使うスマートフォンのイメージ

 

 

術後3か月以上しびれ・麻痺が続く場合の確認事項と対処法

両顎手術から3か月以上経過しても、下唇や顎先のしびれ・感覚麻痺が続く場合、「このまま後遺症として残るのでは?」と不安になるかもしれません。しかし、術後3か月の時点で感覚が完全に戻っていなくても、永久的な神経損傷が確定したわけではありません。神経の回復には時間がかかることがあり、症状の程度や変化を継続的に評価することが大切です。

一方で、改善がみられない場合や症状が悪化している場合には、通常の回復過程と決めつけず、手術を担当した医師に相談する必要があります。

 

 

しびれ・麻痺が続く場合に確認したい4つのポイント

術後の感覚異常を適切に評価するためには、症状が現れている場所だけでなく、時間の経過による変化や日常生活への影響を整理しておくことが役立ちます。

  • ① しびれが残っている部位:下唇、顎先、頬、歯肉など、どこに感覚異常があるのかを確認します。左右どちらか、または両側に症状があるかも重要です。

  • ② 感覚の変化:触れても感じにくい、ピリピリする、痛みを伴うなど、症状の種類と強さを整理します。

  • ③ 術後からの経過:手術直後と比べて改善しているのか、変化がないのか、悪化しているのかを確認します。

  • ④ 日常生活への影響:食事中に唇を噛んでしまう、飲食物の温度を感じにくい、違和感が続くなど、生活上の困りごとを記録します。

症状の範囲や程度を定期的に記録しておくと、診察時に変化を伝えやすくなります。自己判断で回復の有無を決めるのではなく、医師による感覚評価を受けることが重要です。

 

 

両顎手術後の神経症状にはどのような検査が必要?

しびれや感覚麻痺が長期間続く場合、医師は手術内容や症状の経過を確認したうえで、必要に応じて追加の検査を検討します。

確認・検査項目

主な目的

問診・術後経過の確認

しびれが始まった時期、症状の変化、日常生活への影響を把握する

感覚機能の評価

触覚や痛覚などを確認し、感覚低下の範囲や程度を評価する

画像検査(CTなど)

必要に応じて骨の位置や固定状態、神経が通る部位との位置関係を確認する

専門医による追加評価

症状に応じて口腔顎顔面外科などで神経障害の可能性や対応方針を検討する

すべての患者に同じ検査が必要になるわけではありません。また、画像検査だけで神経機能の回復状況を正確に判断できるとは限りません。診察結果や症状の推移を総合的に評価することが大切です。

 

 

術後のしびれが続く場合の対処法

両顎手術後の感覚異常への対応は、症状の原因や程度、術後の経過によって異なります。改善傾向がある場合は経過観察を続けることがありますが、症状が強い場合や改善が乏しい場合には、追加評価や治療の必要性を医師と相談します。

  • 定期診察を受ける:感覚の変化を確認し、必要に応じて検査や治療方針を見直します。

  • 感覚が鈍い部位を保護する:熱い飲食物によるやけどや、食事中に唇・頬を噛むことに注意します。

  • 症状を記録する:しびれの範囲、痛みの有無、改善・悪化の経過を医師に伝えます。

  • 自己判断で治療しない:神経回復を目的とした薬やサプリメント、マッサージなどを独自に始めず、担当医に確認します。

しびれを改善する方法は原因によって異なり、特定の治療ですべての神経症状が回復するわけではありません。長期間続く症状については、必要に応じて専門医による評価を受けることが重要です。

 

 

すぐに医療機関へ相談すべき症状は?

術後のしびれが続いている場合でも、症状が安定しているケースと、早急な対応が必要なケースでは対処法が異なります。特に次のような症状には注意してください。

  • しびれや感覚低下が急激に悪化した場合

  • 新たに口角の動かしにくさや顔の明らかな左右差が現れた場合

  • 強い痛み、発熱、腫れの増悪、膿など感染が疑われる症状がある場合

  • 口の中からの出血が続く場合や、噛み合わせが急に変化した場合

これらの症状が現れた場合は、次回の定期診察を待たずに医療機関へ連絡してください。呼吸困難や急速に進行する口腔・頸部の腫れ、大量の出血がある場合は、緊急の医療対応が必要です。

韓国で手術を受けて日本に帰国した後も、症状が続く場合には手術を受けた医療機関へ経過を伝え、必要に応じて日本国内の口腔顎顔面外科などを受診することが大切です。

 

ABの輪郭3点を含む複合手術症例の正面比較写真。左が術前、右が術後2年9か月、頬・下顎角・顎先を含む顔の輪郭が写っている。
輪郭3点を含む手術の術前・術後2年9か月の正面比較

 

 

両顎手術と輪郭整形のリスクはどう違う?

韓国で顎の整形を検討する際、「両顎手術と輪郭整形は何が違うの?」「どちらも神経損傷や麻痺のリスクがある?」と疑問に思う方もいるでしょう。どちらも顔の骨格にアプローチする手術ですが、両顎手術は主に顎の位置や噛み合わせの改善、輪郭整形は主に顔の骨格的な輪郭の調整を目的としており、手術範囲や注意すべき合併症が異なります。

 

 

両顎手術と輪郭整形の目的・副作用を比較

比較項目

両顎手術(上下顎骨切り術)

輪郭整形(顔面輪郭形成術)

主な目的

上下顎の位置関係や噛み合わせ、顎の骨格バランスを調整する

頬骨・エラ・顎先などの骨格的な輪郭を整える

主な手術部位

上顎骨・下顎骨

頬骨、下顎角、オトガイ部など

神経への影響

下歯槽神経や上顎周辺の感覚神経などへの影響に注意が必要

手術部位に応じて下歯槽神経・オトガイ神経などへの影響に注意が必要

起こり得る副作用

腫れ、痛み、しびれ、感覚低下、出血、感染など

腫れ、痛み、しびれ、感覚低下、出血、感染など

特に注意したい合併症

噛み合わせの不調、骨の治癒や固定に関する問題、神経障害など

輪郭の左右差、骨の治癒や固定に関する問題、神経障害など

術前の評価

骨格・歯列・噛み合わせ・神経位置などの総合的な評価

骨格・左右差・神経位置・軟部組織などの評価

両顎手術と輪郭整形は、どちらか一方が必ず安全というわけではありません。神経損傷や後遺症のリスクは、手術方法、骨の切除・移動範囲、患者ごとの解剖学的な特徴によって異なります。

両顎手術と輪郭整形の違いをより詳しく知りたい方は、輪郭3点整形の手術方法・神経損傷リスク・ダウンタイムを解説した記事も参考にしてください。頬骨・エラ・顎先を対象とする輪郭整形と、噛み合わせの調整を伴う両顎手術の目的の違いを確認できます。

 

 

輪郭整形でもしびれ・感覚麻痺は起こる?

輪郭整形でも、手術部位によっては神経への影響が生じる可能性があります。特にエラ削り(下顎角形成術)や顎先形成術では、下顎骨の内部や周辺を走る神経との位置関係が重要です。

  • エラ削り(下顎角形成術):下顎角付近の骨を切除・調整するため、下歯槽神経の走行位置などを確認する必要があります。

  • 顎先形成術(オトガイ形成術):顎先の骨を移動・調整する際、オトガイ神経などへの影響に注意が必要です。

  • 頬骨縮小術:頬骨や頬骨弓を調整する手術で、周辺の感覚神経や軟部組織への影響、骨の固定状態などを考慮する必要があります。

このように、輪郭整形でも術後に下唇や顎先、頬などのしびれが生じることがあります。ただし、症状が現れる部位や回復経過は、どの骨をどのように手術したかによって異なります。

 

 

両顎手術と輪郭整形を同時に受ける場合の注意点

患者の骨格や希望する変化によっては、両顎手術と輪郭整形を組み合わせることが検討される場合もあります。ただし、複数の骨格手術を同時に行う場合は、手術範囲が広くなり、手術時間や出血、術後の腫れなどへの影響を慎重に評価する必要があります。

また、上下顎の移動と輪郭の調整を組み合わせる場合には、噛み合わせの安定性、神経の位置、骨の固定方法、術後の回復計画を総合的に考慮することが重要です。

すべての患者に同時手術が適しているわけではありません。手術を組み合わせる必要性や安全性については、精密検査の結果をもとに、担当医と十分に相談しましょう。

 

AB公式の両顎手術ページに術前・術後比較として掲載された斜め側面の3D CT画像。左右の頭蓋骨、歯列、上下顎と位置合わせ用の点線が見える。
両顎手術の術前・術後の顎骨を比較する3D CT画像

 

 

両顎手術の神経損傷リスクを軽減するための術前検査と安全対策

両顎手術による神経損傷や感覚麻痺のリスクを完全になくすことはできません。しかし、術前の精密検査で神経の位置や骨格の状態を把握し、患者ごとに適切な手術計画を立てることは、リスクを軽減するための重要な取り組みです。

また、両顎手術は全身麻酔を伴うため、神経への影響だけでなく、出血や気道管理、術後の合併症にも注意が必要です。安全性を検討する際は、手術技術だけでなく、検査・麻酔・術後管理まで含めた医療体制を確認しましょう。

 

 

3D CTによる骨格・神経位置の確認

両顎手術の術前検査では、必要に応じてCTや歯科用コーンビームCT(CBCT)などの画像検査を行い、顎の骨格構造や神経が通る位置を確認します。

特に下顎の手術では、下歯槽神経が走行する下顎管と骨切り予定部位との位置関係を把握することが重要です。神経の位置には個人差があるため、画像情報を参考に骨切りの位置や手術方法を検討します。

  • 下顎管の走行:下歯槽神経が通る位置と骨切り予定部位との距離を確認する

  • 顎骨の形状・厚み:骨の厚さや左右差など、手術に関わる解剖学的な特徴を評価する

  • 上下顎の位置関係:顎の前後・上下・左右のバランスを確認する

  • 骨の移動計画:神経や周辺組織への影響を考慮しながら移動方向や移動量を検討する

ただし、画像検査によって神経の位置を確認できても、すべての神経損傷を予測・防止できるわけではありません。検査結果を適切に解釈し、実際の手術計画に反映することが大切です。

 

 

噛み合わせと顎の移動量を考慮した手術計画

両顎手術では、顔の見た目だけでなく、上下の歯の噛み合わせや顎の機能を考慮する必要があります。顎の移動方向や移動量によっては、神経や周辺組織への負担、術後の噛み合わせの安定性などが変わる可能性があります。

そのため、骨格の分析と咬合評価を組み合わせ、機能面と安全面の両方を考慮した手術計画を立てることが重要です。

術前の確認項目

評価する内容

安全管理上の目的

骨格分析

上下顎の位置、左右差、骨の形状

適切な骨切り位置や移動方向を検討する

神経位置の評価

下顎管などの走行と手術部位との位置関係

神経への影響を考慮した手術計画を立てる

噛み合わせの評価

歯列、咬合状態、顎の機能

術後の噛み合わせの安定性を検討する

全身状態の確認

既往歴、服薬状況、麻酔に関するリスク

全身麻酔や手術に伴う合併症のリスクを評価する

術後管理計画

入院・経過観察、緊急時の連絡方法、帰国後の受診体制

術後の異常を早期に把握し、適切な対応につなげる

 

 

麻酔管理と手術中の安全対策も重要

両顎手術では全身麻酔が必要となるため、術前の麻酔評価に加え、手術中の呼吸・循環状態を適切に管理することが重要です。また、顎の骨を操作する手術では、出血や術後の腫れによる気道への影響にも注意する必要があります。

安全性を確認する際は、次のような管理体制について医療機関に質問しておくとよいでしょう。

  • 麻酔管理:麻酔科専門医の関与や術前の麻酔リスク評価が行われるか

  • 術中モニタリング:血圧、心拍数、酸素飽和度、呼気終末二酸化炭素濃度などを適切に監視する体制があるか

  • 出血・気道管理:出血や気道に関する緊急事態への対応手順が整備されているか

  • 術後の経過観察:呼吸状態、出血、腫れ、痛みなどを確認する体制があるか

これらは主に全身麻酔や周術期の合併症に備えるための対策であり、神経損傷を直接防ぐものではありません。神経へのリスク評価と全身の安全管理を、それぞれ適切に行うことが大切です。

 

 

韓国で両顎手術を受ける前に確認したい安全チェックポイント

韓国で両顎手術を検討している方は、費用や仕上がりのイメージだけでなく、術前から帰国後までの医療体制を確認しましょう。

  • 神経の位置や骨格の状態を評価するために、どのような検査を行うのか

  • 両顎手術の必要性と、手術以外の選択肢について説明を受けられるか

  • しびれ・感覚麻痺・噛み合わせの変化などのリスクについて具体的な説明があるか

  • 麻酔管理や緊急時の対応体制を確認できるか

  • 術後に症状が続いた場合の診察・相談方法が明確になっているか

  • 日本語での説明や、帰国後のフォローアップについて相談できるか

両顎手術の安全性は、ひとつの検査や設備だけで判断できるものではありません。手術の必要性、個別のリスク、医療体制、術後の対応まで十分な説明を受け、納得したうえで手術を検討することが重要です。

韓国の美容外科で確認したい麻酔管理、術中モニタリング、術後フォロー、日本語サポートについては、江南の整形外科における安全管理と病院選びのチェックポイントでも詳しく解説しています。手術を検討する際は、医療機関の安全管理体制を複数の観点から確認しましょう。

 

AB原本にエラ・頬骨・顎先の輪郭3点、術後2か月と記載された女性の正面比較写真。左に術前、右に術後の顔を配置している。
エラ・頬骨・顎先の輪郭手術の術前・術後2か月比較

 

 

両顎手術のリスク・麻痺・後遺症に関するよくある質問

Q1. 両顎手術を受けると必ず麻痺が起こりますか?

いいえ、両顎手術を受けたすべての方に麻痺が起こるわけではありません。ただし、顎の骨の近くには感覚神経が通っているため、術後に下唇や顎先のしびれ・感覚低下が生じる可能性があります。発生リスクは神経の位置や手術方法、骨の移動量などによって異なります。

 

 

Q2. 両顎手術後のしびれ・感覚麻痺はいつ治りますか?

両顎手術後のしびれは、数週間から数か月にわたって徐々に改善する場合があります。一方、神経への影響の程度によっては、回復にさらに時間がかかったり、感覚異常が長期間残ったりすることもあります。回復期間には個人差があるため、定期的な診察で感覚の変化を確認することが重要です。

 

 

Q3. 術後3か月経っても麻痺が残っている場合、後遺症ですか?

術後3か月の時点でしびれや感覚麻痺が続いていても、それだけで永久的な後遺症と判断することはできません。神経機能の回復が続く場合もあります。ただし、改善がみられない場合や症状が悪化している場合は、担当医による感覚評価や必要に応じた追加検査を受けましょう。

 

 

Q4. 両顎手術による神経損傷は完全に防げますか?

神経損傷のリスクを完全になくすことはできません。しかし、術前のCTなどによる骨格・神経位置の評価、適切な骨切り位置の検討、患者ごとの手術計画は、リスクを軽減するために重要です。手術前には神経損傷の可能性と、万が一症状が続いた場合の対応について確認しておくことが大切です。

 

 

Q5. 両顎手術と輪郭整形では、どちらが麻痺のリスクが高いですか?

どちらの手術も神経に影響を及ぼす可能性があり、一概にどちらのリスクが高いとはいえません。両顎手術では上下顎の移動や噛み合わせの調整を行い、輪郭整形では頬骨・エラ・顎先などの骨格を調整します。リスクは手術部位や方法、神経の走行位置などによって異なるため、個別の術前評価が必要です。

 

 

Q6. 両顎手術後に口元が動かしにくくなることはありますか?

術後の腫れや痛みなどによって、一時的に口を動かしにくくなる場合があります。ただし、下唇や顎先の感覚を担う下歯槽神経の障害と、表情筋を動かす運動神経の障害は異なります。口角の動きに明らかな左右差が生じた場合や、新たな運動障害が現れた場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

 

 

Q7. 韓国で両顎手術を受ける際、病院選びで確認すべきことは?

韓国で両顎手術を検討する場合は、手術費用や仕上がりだけでなく、術前の精密検査、神経損傷リスクの説明、麻酔管理、緊急時の対応体制、術後の経過観察について確認しましょう。日本から渡韓する方は、日本語での医療説明や帰国後のフォローアップ体制についても事前に相談しておくことが重要です。

 

AB公式の輪郭・両顎手術のライブサージェリー紹介に掲載された写真。緑色の術衣、帽子、マスクを着けた複数の医療者が手元を見ており、中央の医師はヘッドライトを装着している。
ABの輪郭・両顎手術の教育研修に参加する医療チーム

 

 

AB美容外科韓国の安全管理体制|麻酔科専門医・KAHF認証・外国人患者サポート

両顎手術を検討する際は、手術後の仕上がりだけでなく、術前の精密検査、麻酔管理、緊急時の対応、術後のフォローアップまで確認することが大切です。特に日本から韓国へ渡航する場合は、医療体制に加え、日本語でのコミュニケーションや帰国後の相談方法も重要な判断材料となります。

AB美容外科韓国では、患者一人ひとりの状態に応じた診療と、安全管理を重視した医療環境づくりに取り組んでいます。

 

 

精密検査と患者ごとの手術計画

両顎手術では、骨格や噛み合わせの状態に加え、神経の走行位置や顎の移動範囲を考慮する必要があります。術前の検査結果をもとに、手術の必要性や予想される変化、合併症のリスクを総合的に評価することが重要です。

AB美容外科韓国では、患者ごとの骨格や希望する改善内容を確認し、機能面と顔全体のバランスを考慮した個別の診療計画を重視しています。神経損傷や感覚麻痺などのリスクについても、手術前に十分な説明を受け、理解したうえで判断することが大切です。

 

 

麻酔科専門医の常駐体制と手術中の安全管理

両顎手術のように全身麻酔を伴う手術では、呼吸や循環状態の管理、出血への対応など、手術中の全身管理が重要です。

AB美容外科韓国では、麻酔科専門医の常駐体制を設け、術前の検査結果の確認から手術中のリアルタイムモニタリング、術後の患者管理まで、安全管理に取り組んでいます。麻酔管理の具体的な取り組みについては、AB美容外科の安全システムをご確認ください。

ただし、麻酔管理は主に全身麻酔や周術期の合併症に備えるものであり、神経損傷を直接防ぐものではありません。神経へのリスク評価と全身の安全管理をそれぞれ適切に行うことが重要です。

 

 

KAHF認証と外国人患者のための医療サービス

KAHF(Korean Accreditation Program for Hospitals Serving Foreign Patients)は、韓国の外国人患者向け医療サービスについて、医療の質や患者安全、外国人患者への対応体制などを評価する認証制度です。

AB美容外科韓国は、外国人患者の受け入れに関する医療サービス体制の整備に取り組んでいます。認証に関する詳細は、AB美容外科のKAHF認証取得に関するお知らせをご覧ください。海外から手術を検討する方にとって、医療内容の説明に加え、言語面のサポートや診療手続きについて確認できることも大切です。

なお、KAHF認証は個別の手術結果や合併症が起こらないことを保証するものではありません。実際の手術に関するリスクや対応体制は、カウンセリング時に確認する必要があります。

 

 

日本語対応と帰国後を見据えた患者サポート

日本から韓国へ渡航して両顎手術を受ける場合は、手術前の相談から術後の経過観察まで、医療情報を正確に理解できる環境が重要です。

AB美容外科韓国では、日本人を含む外国人患者に向けて、オンラインカウンセリング、渡韓前の予約・準備に関する案内、韓国滞在中のアフターケア、帰国後のオンライン相談窓口などを設けています。具体的な対応内容や診療スケジュールは、手術内容や患者の状態によって異なるため、事前に確認することが大切です。 具体的なサポート内容については、AB美容外科の外国人患者向けサービスをご確認ください。

  • 術前相談:手術内容、予想される変化、副作用や後遺症のリスクに関する説明

  • 渡韓・診療サポート:予約や診療スケジュールなどに関する案内

  • 術後の経過確認:腫れ、痛み、しびれなどの症状についての相談

  • 帰国後の相談:術後の経過や追加受診が必要な場合の連絡方法の確認

特に、両顎手術後のしびれや感覚麻痺は、帰国後も経過観察が必要になる場合があります。渡韓前に、術後の診察予定や日本に帰国した後の連絡方法、症状が悪化した際の対応について確認しておきましょう。

 

 

両顎手術は安全性と必要性を十分に確認して判断を

両顎手術には、しびれ・感覚麻痺・神経損傷などのリスクが伴います。どれほど安全管理に配慮していても、すべての副作用や後遺症を完全に防ぐことはできません。

大切なのは、手術の必要性と期待できる効果だけでなく、起こり得るリスクや術後の対応まで十分に理解することです。韓国で両顎手術や輪郭整形を検討している方は、まず専門医に相談し、自分の骨格や健康状態に合った治療方法を確認しましょう。

韓国での両顎手術・輪郭整形について相談したい方へ

手術方法やリスク、術前検査、術後のサポートについて、AB美容外科韓国にご相談ください。

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個人によって手術結果が違う場合があります。腫れ・内出血などが生じる場合があります。
CT撮影や対面相談後の診断により、適切な手術方法が異なる場合があります。
あざや腫れは個人によって引く早さが異なります。

執筆・編集

AB美容外科 メディカル編集チーム

更新日

2026年11月3日

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療方針に代わるものではありません。適応や回復経過には個人差があるため、医師との対面相談が必要です。

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